pvo不定期日記ver1.003
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In Search Of The Soul Trees/asturias

isotst
 2008年11月発売。Asturiasは劇伴などで活躍するミュージシャン、大山曜のユニット。アコースティック・カルテットのアコースティック・アストゥーリアス、エレクトリック編成のバンドとして活動予定のエレクトリック・アストゥーリアス、そして何も冠しない通常のアストゥーリアスはマルチ(多重録音)・アストゥーリアスという扱いになります。

 アコースティックをのぞくアストゥーリアスとしての作品は実に約15年ぶり、ということでさんざ焦らされた?こともあり期待が兎にも角にも大きな作品だったのですが、そんな大きくなった期待すら軽く上回る驚異の作品でした。


 大山さんは日本のマイク・オールドフィールドと呼ばれるとおり、マイクさんの影響を受けた作品を、特にアストゥーリアスにおいては大きく打ち出してきたわけで、とりわけ1st,2ndに収録されていた20分に及ぶ大組曲がそれを物語っているわけであります。3rdは大曲はないものの、それらの成果を踏まえ、更にアコースティックとエレクトリックの混在と融合を打ち出し、後のアコースティック路線への先鞭となった面もあります。どの盤も非常に完成度が高く、捨て曲なしの傑作ばかり。
 今回の4thでは、それらに加えニトロプラスなどでの劇伴、アコースティックの活動、すべての集大成、といっては大げさかもしれませんが、A面B面でそれぞれひとつづつの組曲というコンセプトのもとに、凝縮されたエッセンスが仕込まれています。


 構築された曲が、適切な配置によってより力を得ている、という感覚。そして多彩なゲストミュージシャンが楽曲を彩り、飽きさせることがない。とりわけ三人のギタリストは個性が滅茶苦茶出ていて、あ、この人だとわかる音が走り回っているのが嬉しかったり。Flat122の平田さん、いい仕事してるわー。

 もちろんアコアスでともにやってきているメンバーも大活躍。元メンバーの北辻さんもおいしいところをさらっともっていってくれます。アルバムを通して聴いて、彼女のヴァイオリンが入るSoul Treesに至った時の高揚感はこれ以上ないものになっています。してやられた、と言っていいでしょう。うん。




 マイクさんのオマージュを行いつつ、かつどこを切ってもAsturiasな丹精さ、職人技の精緻を見せつけつつ、かつマルチプレイヤーとして温かみのある多重録音によっておりなされたこの作品。
 ぜひとも多くの方に聞いて頂きたい作品。そりゃ、全部聞くと熱量に圧倒されそうにはなりますが、はまる人はとことんはまるのだわ。
 でもマイナーすぎて中々名前は知られない罠orz


In Search Of The Soul Trees(樹霊)
ASTURIAS

Part1 (23:14)
 spirits 精霊の踊り
 revelation 啓示
 reincarnation 輪廻転生
 fountain 源流
 woods 迷いの森
Part2 (27:15)
 pilgrimage 巡礼
 paradise 雲上の楽園
 woods storm 嵐
 soul trees 木霊
 dawn 夜明け

POSEIDON RECORD/MUSEA
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