pvo不定期日記ver1.003
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ASTURIAS「MISSING PIECE OF MY LIFE」

 「名作樹霊から7年」と帯にあるとおり、日本のマイク・オールドフィールドとも呼ばれる多重録音プログレの名手、大山曜さんのプロジェクト「Asturias」本体の久方ぶりの新作となります。もうそんなに経過したのか、という思いもありますが、エレクトリック・アストゥーリアスの活動が比較的活発だったことが余計にそう思わせるのかもしれません。前作「樹霊」は大山さんの渾身の作品で、込められたエネルギーの強さに思わず息を飲むほどの作品でした。ハードルの高すぎる前作があるだけに、果たして新作はどうなるのか、という不安は感じていましたが、「lost」の試聴でそれを杞憂と思わせてくれて、矢張り大山曜という人は希代の音楽職人だと確信いたしました。

 樹霊の牧歌的なオープニングとは対照的なシリアスさを湛えた今回のオープニング「beginning」は、今作の方向性を象徴しているようにも見えます。トータルのアルバムとしてみると、A面、B面ということを意識しつつ、1曲目からsoul treesに向けて積み上げていくことを意識した「樹霊」と比較すると、A面終わりの「Lost」、B面最初の「Alone」を中心にしたアルバム、という形に聞こえました。
 星さんのチェロが全体を通して心地よく、3rdを懐かしく思いました。前作と比較するとより思うのですが、今回の「欠落」は、前作より大山さんらしい作品だよなぁと。前作は抽象的な世界にたゆたいながらも真っ直ぐ進んでいく作品なら、今回はより美しい世界に没頭させてくれる作品ではないでしょうか。ローテで聞くのが向いてるのが前作なら、今回は集中して1周を深く楽しむ、なんていう聞き方が向いている作品だと私は感じました。方向性は違えど、前作に迫る名作中の名作。樹霊を出しておいて、今回の欠落を出してしまえる大山曜という作家はもっと広く知られていい作家だと思います。

ASTURIAS「MISSING PIECE OF MY LIFE」
1.beginning
2.departure
3.sign
4.journey
5.lost

6.alone
7.rebirth
8.wandering
9.missing piece
10.resolution

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みとせのりこ「tSoLE」

 みとせのりこさんの新譜をツアーでゲットいたしました。
今回はミニアルバムで、作曲家の三滝航さんとのコラボレーションアルバム。
みとせさんとコンポーザーのコンビのアルバムというと、ユニットとしてやってらっしゃった井上俊彦さんとのキルシェ、ナルキさんとのORITA、コンセプトアルバムとしては弘田佳孝さんとのヨルガになるわけで、作曲家とがっつり組んでアルバムを作る、というのは、ミニアルバムにしても久方ぶりではないでしょうか。

 このアルバムに受けた第一印象は、「ヨルオトヒョウホン1.5」という感覚。ヨルオトヒョウホンはみとせさんが自分に影響を与えたコンポーザーに作編曲を依頼して作り上げたソロの1stアルバムですが、源流を多く共有する(とりわけ弘田さんの存在というのが大きいと思います)みとせさんと三滝さんの組み合わせというのは、あの作品から受けた印象と非常に近いものを感じました。本当に初コラボとは思えないほどの抜群の相性を見せています。
 ミュージシャンとしてベース、ギターにDaniさん、ギター太田光宏さん、ヴァイオリン菅野朝子さんが参加して、曲をより魅力的にしていますが、特にDaniさんは大活躍、というか、こういうベーシスト大好きっていうベースのフレーズがバンバン出てきて思わずほっこりしてしまいます。かっちょいいベースはプログレにおいては本当に大事。

 全5曲、総トータルでも25分を超えない作品ですが、ボリューム不足ということはなく、丁度心地よい長さに収められてると思います。一曲一曲が非常に濃く、民族系だったりヘヴィなロックだったりアコースティックだったり色んなエッセンスがぎゅっと濃縮されていていますが、これくらいのボリュームだと1アルバムとして消化しやすいので、通して聞くのに非常に良いアルバムではないでしょうか。必ずしもCDのサイズフルで使っているほうがいい作品、となるわけではなく、短いからこそ魅力を発揮するものもあるということで。

 初めてみとせさんに触れる場合、お勧めはどれ、となると、「ヨルオトヒョウホン」を第一に勧めて来ましたが、これからは「tSoLE」を推す事になると思います。それくらい耳に入りやすく、みとせさんの魅力が広く引き出されている作品ではないでしょうか。
本当にお勧め。

 この5曲の中で一曲を特に挙げるなら、一曲目の「the Sight of Left Eye」。コーラス作品ですが、みとせさんの声の美しさを存分に活かしたアレンジで、冒頭にこれがあることですんなりとアルバムに入っていけるのではないでしょうか。

 佐藤さんの新譜といい、ミニアルバムの名盤を続けて聞けて幸せです。こちらの作品は一般が11月20日と割と遠い上、みとせさんのライヴ情報も今のところ公開されていないので、ちょっとやきもきするかもしれません。三滝さんが参加されるイベントとかがあるならそちらをチェックするのもありかも?
http://www.amazon.co.jp/dp/B015TG1FB2/


みとせのりこ「tSoLe」

1.the Sight of Left Eye
2.窓
3.violzkar ~菫の地図~
4.カケラ
5.左睛の記憶

みとせのりこ:作詞、ヴォーカル、コーラス
三滝航:作曲、コーラス

Dani:ベース、エレキギター
太田光宏:アコースティックギター
菅野朝子:ヴァイオリン




 

 

20151010 みとせのりこソロバンド 名古屋TOKUZO

 というわけで足を運んでまいりました。TOKUZO久しぶり、と思ったら、KIKIBAND以来なんで2ヶ月ぶりですね。
今回はチケット取るの遅かったので、開場後にまったりと到着。流石の人気で、ひょっとして立ち見かなぁと思いましたが、最後列の端に無事着席できました。PA前ですし、音的には結構聞きやすかったので、この場所は結構いいなぁなんて思ったりも。

 みとせのりこソロバンドといえば、兎も角ボリューム盛りだくさんで3時間越えとかもあったりするわけですが、最大の魅力は端整なアレンジ、演奏だと思っております。みとせさんの審美的な性質が色濃くでたバンドで、「みとせのりこ」の名を冠するだけあって、「みとせのりこ」を味わいたいなら第一にこのバンドとなるのではないでしょうか。

 バンドメンバーも素晴らしいメンバーばかりなのですが、ギターの太田さん、ベースのDaniさん。このお2人の演奏がこのバンドを形作る最大のものだよなぁというのは今回聞いていて強く思いました。音の表現という部分について。とりわけ静かな曲におけるこのお2人の演奏きくと、あ、みとせさんのバンドだ!と思ってしまいます(笑)

 中々ツアーくらいでしか足を運ぶことがないので、ソロバンド待望の書き下ろし曲は今回はじめて聞くことに。太田さんの曲は情緒たっぷりで、「カタン」に収録されているのが好きな私なんかにはたまらない曲だったりしました。どっちかっていうと小編成で聞いてみたいというか、太田さん、Daniさん、みとせさんのトリオで演奏すると素敵なんじゃないかなぁというのがふと頭をよぎったり。
 Daniさんの曲はなんというか2000年代の日本のプログレ!的趣向の織り込まれた曲で、自分の音楽遍歴的にぐさっとくるものがあったり(笑)新曲だけあってバンドにはまだ馴染んでいないけど、馴染んだらばけそうかなとも。

 鬼こちやティルナノグ等のキルシェ曲も演奏されますが、キルシェ曲はこの間のZの螺旋みたいな形のほうが個人的には好みかも。キルシェ曲は緻密な演奏よりはある程度の大雑把なほうがよりあうというzabadak的なエッセンスを少し感じたりしています。今回演奏されなかった月に吼えろ!なんかはむしろこのバンド演奏でより井上さんらしさが際立ったような気がして、それはそれで不思議な気はしたのですが。

 今回あらためてこのバンドを聞くと、なんといっても弘田さんの曲が活きるバンドだというのを再認識いたしました。今回は弘田曲多めのセットリストということもありますが、珠の舟の美しさ、片羽のコトリのパワーアップっぷりを見ると改めて、と。ライブならではのチューンの中でも、花魁ロックはこのバンドでこそ、という特筆すべき力があると思いますし。そういう意味で、ヨルガ2が発売されたらこのバンドに及ぼす影響はより大だと思うのでどうなるのかというのは非常に楽しみです。来年は製作期間ということでライヴは少なくなりそうですが、ライヴ期間に復帰後一体どうなるのでしょうか…!

 TOKUZOさんは非常に聞きやすくていいハコなんですが、次があったら佐藤さんがピアノで演奏出来るハコがいいかなーなんていうのも。佐藤さんのプレイ聞くと、やっぱり「ピアニスト」っていう感じがするんですよね。中々難しいとは思うんですが、1回通しでピアノ以外封印の佐藤さんなんていう形のソロバンドも一度聞いてみたい…。
 ついでにこのバンドメンバーから1人×みとせのりこ、なんていうデュオライヴもいつかやらないかなーなんていう妄想も。太田さんとは大人の本気、などがありますが、みとせ壷井デュオ、みとせDaniデュオ、なんていうのも聞きたい人多いんじゃないかなぁとか。ベースとみとせさんだけ、なんて1回聞いてみたくありません?(俺だけか

 と、妄想が長くなりましたが、ボリューム盛りだくさんで本当楽しかったです。ちとMCが長いのでそこだけは初心者に勧めがたいところではあるんですが、「みとせのりこが好き」という人にはやっぱり一度は聞いてほしいバンドです。次回も楽しみ!


みとせのりこソロバンド

みとせのりこ:ヴォーカル
太田光宏:ギター
Dani:ベース
壷井彰久:ヴァイオリン
佐藤真也:キーボード、鍵盤ハーモニカ
諏訪昌孝:ドラムス
 
 
 

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 自堕落人間かつゼノスレイヤーのpvoですあんまりやる気ないけど適当に生存報告をばです

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