pvo不定期日記ver1.002(謎)
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碧の軌跡 クリア感想

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 ファルコムが誇る英雄伝説、最新シリーズが軌跡シリーズというわけなんですが、空の軌跡が三作、そして舞台をかえた零の軌跡/碧の軌跡が対になっていて、この碧の軌跡は第五作目ということになります。私はヒロインのエリィさんに惚れて零からはじめたので、これでニ作目ということになります。感想としては零も包括しつつ、碧の軌跡の感想を綴っていこうかと思います。といっても、ちょっと期待が高すぎた為に、愚痴っぽくなってしまってますのでご注意。


・良かった点
世界観設定
テーマ
大枠の話の骨子
BGM
生活感が感じられるモブキャラ

・悪かった点
絆システム
メインキャラの描写
それに伴うストーリー、及び雰囲気の描写
テーマを描ききれなかったこと


 世界観と状況の設定は、決してとがったものではないですけれど良いと思います。帝国と共和国の二大国に挟まれながら壁を越えようと頑張る者達の物語っていうのは、題材としては良かったと思います。降りかかる苦難を乗り越えていく、という部分には燃える部分もあったと思います。キャラクター一人一人の立場も様々で、その背景にあるものに惹かれやすい形となっていると思います。

 また、BGMに関しては場面場面にあったケレン味溢れる素敵なものが多く、零の軌跡からのアレンジ音源は特に場面を盛り上げるのに一役かっていると思います。特に零ED曲のアレンジは要所要所で使われて、急展開を彩ることで印象深いものになっています。

 軌跡シリーズの売り、の一つにもなっているであろう街の人との会話、クエストを通じての交流は最大の売りとなっているのではないでしょうか。まぁ作中一日毎にモブキャラのテキストが変わり、また隠しのクエストが毎日一つづつあるというのは、作業と表裏一体ではあるわけですが、やはりクロスベルの町に愛着を持たせるという意味では多いに作用していると思います。他作品になりますが、ゼノブレイドのクエストにも同じような効果がありますね。あちらはキズナグラムにより視覚化されていることにより、より意識しやすくなっていることが特徴だと思います。こちらはクエストよりは普段の通常会話に力を特にいれていることになるかな、と。クロスベル自治州から動かない分、一人一人に対する思い入れはより強くなる気はします。


 悪い点とはいいましたが、どちらかといったら期待から外れた点となると思います。集約すると、キャラクターがしっかり描ききれていない、また、描き方の偏りが不自然に感じた、ということです。ある程度俯瞰的に最初から見るつくりならそこまでは思わないのでしょうが、この作品はあくまでキャラクターが主軸の物語だと思うのですよ。NPCの細かい描き方を見る限りでは。それがメインキャラには感じられなかったというか、物語についていくのに精一杯になってる感覚をゲームをプレイして得たのです。
 「同じ時代をいきていく者達の為の物語」ということで、私は支援課のメンバー、とりわけ初期四人がそれぞれの道をしっかり生きていく為の何かを見つけてくれる、と思ったのですが、そんなこともなく、主人公であるロイドの引き立て役になってしまった点が否めない部分があったと思います。
 一応この四人の絆は大事、とは考えているみたいで、四人で集まる部分もあったりはするのですが、それに至るまでの描写が全体的に軽いんですよ。この四人で頑張ってきたことというのは確かにあったんですが、そういう部分は軽く扱われて、結局全部キーアのことだけに絆を集約させてしまった、っていうのは、描写を結果的に浅く見せてしまうことに繋がったんじゃないかと思うんです。そのキーアとの繋がりすらも、最後の最後では支援課四人とキーアではなくって、ロイドとキーアの二人のやりとりで決着をつけてしまったということは、結局この物語のメインは、支援課四人ではなくってロイドとキーアだけなんじゃないか、と私は感じてしまったのです。ロイドとキーア、この二人を持ち上げる為だけの支援課の絆だったのか、と。そのせいで全体的な閉塞感にも繋がってしまったと思うのですよ。

 それぞれ支援課メンバーは色んな視点を持っていて、それぞれの面で活躍できたはずなのに、ロイドが全てにおいて引っ張りすぎている部分が大きすぎてそれが隠れちゃってる部分もあるように見受けられました。とりわけ勤勉で真面目なタイプということで多少性質がロイドと被るせいで、エリィは割を食っていると感じる場面が多々ありました。二章の対オズボーンはその例だと思います。エリィのフィールドであるはずの政治にまつわる部分さえ、彼女の成長を描くことは出来ず、何故かロイドの見せ場になってしまっているっていう。エリィに関しては今回の事件では様々な因縁に絡んで、もっとも葛藤に苛んだ人物である筈なのに、その葛藤の描写がかなり薄味になってしまってるんです。そのせいで本当にロイドを持ち上げる役になってしまった感があり、零で次回作こそは見せ場が与えられると思った私としては残念という気持ちが先にたってしまう形となりました。メインキャラであるし、設定的にも十分主になれる彼女が今回メインステージで踊ることが出来なかったというのは、むしろ不思議でならないくらいです。エリィは立場的には帝国と共和国の合間にあるクロスベルというのを最も考えなくてはいけないキャラで、かつ、PTの中では間違いなく考え続けてきたキャラではあるのでしょうが、それが物語とキャラの描写に反映できていなかったというのが私の感想です。

 その一方、描写に力を裂かれていたと思うのは、やはりアルカンシェルのリーシャでしょう。敵役として対称の存在ともいえるシャーリィを新キャラクターとして配置し、彼女を巡るドラマにはサブストーリーとしての魅力を十分に感じることが出来たと思います。これはある意味主人公であるロイドから離れていたが故のことかもしれませんが。因縁もラスダンまで引っ張ってあり、そういう意味でも破格の待遇といえるのではないでしょうか。メインキャラ以上に力が入っていたと思います。
 零碧を通してみると、レンは出番自体は多くないながらも要所要所を押さえることによって、むしろ描写としては丁寧にされているキャラクターといった印象を受けました。
 ただ、サブキャラを丁寧に描くよりは、メインキャラを丁寧に描いたほうが物語自体に深みが出たのではないかと。優遇不遇というのはある程度はしょうがないとは思いますが、サブストーリーに力を入れた為に本筋がおろそかになるというのは本末転倒だと思うのですよ。

 また、主人公であるロイド自身も、絆システム導入により各キャラとの関係性が明確化されにくくなり、内心の動きがわかりづらくなっているところがあります。過去を語る系統のキャラは違和感はないと思いますが、とりわけエリィノエルに関してはなんでそういう関係になろうと思ったのかがプレイヤーからは判らない形になってしまってると。
 何より、このシステムのせいで仲間達というよりこれまたロイドが中心に居すぎるきっかけになってしまってるんですよ。ロイドと誰かは描かれても他の関係はさらっとしか描かれなくて、仲間同士の結びつきの描写が弱く感じる一因になってしまっているのではないかと思います。

 こういったメインキャラの描写に関わる部分がイマイチなところもあって、キーアに対する働きかけの説得力も減っていると思うんです。行動であらわすというのは大事ですが、テーマの重さに反してロイドの行動が軽すぎるとも取れます。これだったら、クロスベルの従属か独立か、なんて問題は最初から考えない、支援課という枠組みもなしで、ロイドがただキーアを守るための物語にして、そこに重点を置いたストーリー展開にしたほうがまだよかったと思います。全然こういった問題に正面から向かい合った形がしないのに、ガイの言葉で全てを語った、壁を乗り越える力を皆がつけた、といっても私としては納得がいかないのです。そこを重視しないならしないでいいのに、EDでは壁の象徴としてクロスベル占領の話を持ってくる必要はなかったと思います。しかも一枚絵の紙芝居で済ませるなら必要なかった。これでかつクロスベルを舞台にすることはもうない、という話でしたら、単純に次回作で軽くネタを入れてファンを釣ろうという目論見の元に入れたとしか思いません。しっかり正面からこの占領から解放までを描いてくれる、と名言してくれれば、不満はあっても今作を中途の位置として受け入れることは出来たと思いますが、そのつもりがないなら、EDとしては不適当だったと私は感じます。


 以上、総じて愚痴ばかりとなってしまいましたが、一方でやはり世界観や情勢自体には惹かれるものがあるのですよ。キャラについてももっともっと踏み込めば美味しくなれたのが支援課のメンバーだと思っています。だからこそ、零をクリアしてから、碧も予約して買おうと思ったのですから。

 個人的にはただただ惜しい作品、ということが言えると思います。一作だったら逆にこれほどまでに不満はでなかったかもしれませんが、ニ作にわけて期待が大きくなってしまった分、不満も多くなってしまったということです。

 次回作をプレイする気になるかどうかは、正直わかりませんが、その時はちゃんと主人公達の物語を完結させることが出来るような物語が出来上がっていることを願っています。
 









 

鬼怒×吉良ライヴ!!

僕の大好きなギタリストかつ作曲家であるお二人のコラボライヴ!!すごすぎる…

シーシック・セイラーズ! in 名古屋クアトロ

 すごかったー!なんていうか、凄く居心地も気持ちもよいライヴだった。
東京公演へ行かれる方は期待しちゃってよいのではないでしょうか。
 次回作もこのバンドでやってほしい

始皇帝暗殺/皇なつき

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(2007/11)
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 同名の映画のコミカライズ、でしょうかね。とはいっても忠実なコミカライズというよりは、別の視点から(具体的には趙姫)によるものなので、印象は結構変ってくるかと思います。いや、でもコミカライズというのはこれくらいが望ましいかな。勿論忠実である作品も、それはそれでそういう面白さがあるのだけれども。


 どちらかというと少女漫画らしく?というか登場人物の心の流れが丹念につづられており、主軸はそちらかも。ただしその感情の揺れ動きが最後の事件に続くまでの動きとリンクしているせいで、いわゆる内向的な作品には見えずとっつきやすい作品であると思います。

 皇なつきさんはいわゆる歴史モノのイラストを多く手掛けられ、とりわけ中華的なものを多く世にだしていらっしゃいますが、服飾とかそういうところが細かくて絵としても非常に見ごたえがある作品となっています。といってもあくまで漫画は漫画でめまいのするほどの緻密な描き込みに唸らされる、とかそういう仕上がりになっているわけではありません。はい。
 絵としても勿論美男美女ぞろいでみていて綺麗、というのは確かにあるんですが、空白とかの使い方というか、皇さんは空気感を出すのが上手いのですよね。そして伏線を用いつつも基のストーリーが複雑怪奇に陥ることはない。だから物凄くさらっと読めてしまうのですよ。
 ですから一度にじっくり読む、というよりは何度も手に取って繰り返して読んでいく、そんな作品になることが多く、個人的には好きなのですが決して多作とはいえないのが…

 こうした原作ありのアレンジものも、森博嗣の「黒猫の三角」のコミカライズと同じように傑作ぞろいなのですが、やっぱりオリジナルをまた読みたいと思う所存。物語を作る名手でもあると思うので。



 それにしても趙姫は美しい。

平行世界/zabadak

平行世界平行世界
(2009/02/15)
ZABADAK

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 吉良知彦による音楽ユニットzabadakのアルバム。宇宙のラジヲはリアレンジが大半をしめるアルバムですのでオリジナルアルバムとしては実に二年ぶりくらいになるんでしょうかね。
 兎も角久方ぶりのアルバム。TVアニメ「狼と香辛料」一期OPのセルフカヴァーも収録。ゲストとしてはzabadakライヴではおなじみの大御所プログレキーボーティスト難波弘之、zabadakアルバム初参加の超絶ギタリスト鬼怒無月も参加となっております。
 さて、感想としては、一枚のアルバムとしての佇まいが実によい、ということが個人的には言えました。一曲一曲の完成度や密度の高さもさることながら、配置の位置が絶妙。
 とりわけインスト大曲「Pulse」からラストまでの流れはぐいぐい引き込まれます。


 一発目にプログレ色全開の「樹海-umi-」の小峰さんとのダブルヴォーカルでがっちりと印象を刻み込み、(難波さんのハモンド、鬼怒さんのソロも秀逸!)「夕焼け」でしんみりと哀愁ヴォーカルを聞かせ、「旅の途中」では風景を明確に描き、お得意のインストではオールドフィールド風味の聴きごたえのある展開がつづき、「はじめてうたったうた」では小峰さんの強烈なコブシをまわしたようなヴォーカルがどどんときて、タイトル曲「平行世界」のアッパーチューンで盛り上がり、淡々とした味わいも含ませた「ラジオ・ステーション」でEDを迎え、インスト「クロアゲハ」でエピローグを楽しむ、といったような、ともかくヴァラエティに富みつつも、かつ一枚のアルバムとしてのまとまりをもった傑作。


 zabadakはこれだ!と新たに言っていい一枚かもしれないと思える位の名盤です。いや、吉良さんは凄い。




平行世界/zabadak


01.樹海-umi-
02.Freedom
03.夕焼け
04.旅の途中
05.一番好きな時間
06.Pulse
07.はじめてうたったうた
08.雨の痕
09.平行世界
10.ラジオ・ステーション
11.クロアゲハ


さぽている

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